募集停止を撤回し、泉尾二工を存続せよ

瀬戸議員が請願書採択を主張

 5月17日開かれた大阪市議会文教経済委員会で、「市立泉尾第二工業高校の存続に関する」請願書(「泉二工の21世紀を考える会」、代表稲地幸雄外720名連署)が審議され、日本共産党の瀬戸一正市会議員が採択を求めて質疑しました。
   請願は、教育委員会が今年3月に発表した来年四月の新入生募集停止方針の撤回を求めるとともに、女子生徒も入学しやすい学科を新たに設置することなどを求めるものです。
  瀬戸議員は、新入生募集停止方針の発表は学校の廃止に直結し、大阪市立学校設置条例に触れるものであるにもかかわらず、市議会に全く同意を求めずに行われ点は議会軽視であること、定時制高校の充実を求めた昨年六月の大阪市高等学校教育審議会答申の趣旨からも反するものであることを上げて、募集停止方針の撤回を求めました。
  また、数が減ったとはいえ昼間働かざるを得ない生徒の貴重な高校であること、近年増加している「不登校など様々な理由で全日制高校に行けなくて定時制を選択した」生徒をよみがえらせる立派な役割りを果たしていることを生徒の実態や現場の先生の声で実証するとともに、「泉尾二校では全教職員の参加する教職員協議会が、存続のための生徒増方策を自らも策定する事を決定して努力している。この方策が現場から上がってきたら教員委員会として真剣に検討するべきだ」と求めました。
  これに対して玉井由夫教育長は「お聞きはしますが、募集停止方針は変更するつもりはない」と答弁しました。
 請願は日本共産党が採択を主張しましたが、自民・民主民友・公明のオール与党が持ち帰り検討を主張したため、継続審査の扱いのなりました。

議会

日時

付託委員会

請願・陳情名

質問者

各会派の態度

共産

自民

公明

民民

無所属

2000年5.6月市会

2000.5.17

文経

大阪市立泉尾第二工業高等学校の存続に関する請願書

瀬戸

○…採 択  △…継 続  ×…不採択  ▲…一時不再議  ■…審査不要
 共産…日本共産党  自民…自由民主党  公明…公明党   民民…民主・民友大阪市会議員団  無所属