浴槽・風呂釜のリース制度の創設を 

はせ議員  市民負担の軽減を要望

15日の計画消防委員会で長谷議員は、市民から要望が強い市営住宅に浴槽・風呂釜のリース制度創設を求めて質疑しました。
 
入浴は日常生活を送るうえでの基本的な欲求であり,清潔保持のためには不可欠です。衛生面ばかりでなく,疲れを癒し開放感をもたらし、とくに寝たきりの高齢者や障害者にとっては,褥瘡予防などの身体的な効果も大きいと言われています。
 
大阪市は、1991年度以降の新築、住戸改善の市営住宅には風呂を設置していますが、以前の住宅には、浴室のスペースのみある、または全くスペースもない住宅もあります。スペースのある住宅は、入居者負担(責任)で風呂釜、浴槽を設置しなければなりません。
 
引越しには、引越し運送代のほか、電話取り付けや電気製品など非常に費用がかかります。また、浴槽、風呂釜の設置は20〜30万円かかると言われています。
 
さらに、大阪府のリース制度は保証金10,000円と月々2400円、10年契約で実施されていることや他都市の事例を紹介し、資源活用、地球環境を守る、ゴミを少なくする観点からも、大阪市としてスペースのある方に負担軽減のためにもリース制度の創設を強く求めました。
 花房整備課長は「入居者の方が民間のリース制度を使って、風呂を設置すること自身については妨げているものでない。民民の契約の中でやっていただけば結構です。現実に市場が未成熟で、大阪府のリース制度の場合、入居者交代時のリース制度の継続指導や、維持管理上の責任問題があり、現在、本市としては、リース制度の採用は難しい」と答弁しました。