少人数学級の実現を
瀬戸議員「教員配置 府に求めよ」
(しんぶん赤旗 2001年4月4日)
このほど開かれた大阪市議会文教経済委員会で、日本共産党の瀬戸一正市議は、少人数学級実現を求めて質疑しました。
大阪府は4月1日付通知で「新年度から市町村教育委員会の判断で、1学級40人以下の学級編成を認める」などとしています。
瀬戸議員は「府は『金は出さないが市町村が独自にやるなら結構です』というこそくなものであり、府に教員配置を求めることが必要だ。同時に非常勤講師の雇用など市の独自努力で少人数学級実現の道が開かれたということだ。大阪市でも20人と21人の2クラスの学年で進級する時に1人生徒が減ったために40人の1クラスになる『人数激変学級』学年が40もあり、教育困難の一因となっている。大阪市でも新年度から非常勤講師を雇ってでも学級規模の縮小を実現するべきだ」と主張しました。
また瀬戸議員は、大阪府が学級編成弾力的運用の通知を出す一方で、財政再建プログラムの一環として大阪府独自加配の教員を大阪市で90人以上も減らそうとしていることを取り上げ、「大阪府に教員削減を元に戻すよう強く求めるべきだが、あわせて学校現場でその直接の影響が出ないよう努力するべきだ」と指摘しました。
市教委は「当面どの学校でも最低、校長・教頭と学級数に見合う教員数のほか、2人の教員を配置できるよう運用で工夫したい」と答弁しました。