ダイオキシン汚染の正蓮寺川

山下参院議員が現地調査

住民の安全のため努力するJR桜島線利用の要望も

(しんぶん赤旗 2001年4月3日)

 日本共産党の山下よしき参院国会対策委員長は1日午前、ヘド口がダイオキシン類に汚染され問題になっている正蓮寺川(大阪市此花区)を、せと一正大阪市議とともに調査しました。この汚染は、同種の汚染としては日本最大級です。
 高速道路建設を進める阪神高速道路公団は、住民に説明をしないままダイオキシン類の“現地封じ込め”を強行しようとしています。
 住民は、ダイオキシン類の“現地封じ込め”に反対し、3900人に及ぶ署名を大阪府と道路公団に提出しています。
 しかし、道路公団は3月29日に工事入札を強行。住民には、不安や怒りが広がっています。
 山下議員は、「住民無視で工事を強行したことには、怒りを感じる。重大な環境問題として、往民が安心できるよう引き続きとりくみをすすめたい」と話しました。
 また山下議員は、此花区に建設されたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)につながるJR桜島線に、近隣の住民が利用できる駅(春日出駅)を建設してほしいという要望を聞きました。此花区では、USJのオープンに伴い自動車公害と同時に列車公害も懸念され、「USJと区民の共存共栄」というなら沿線住民もJR桜島線を利用できるようにすることが最低条件だという声が大きくなっています。