正連寺川PCB問題 此花区

山下参院議員が現地視察

(大阪民主新報 2001年4月8日)

 日本共産党の山下よしき参院議員は1日、此花区を訪れ、地元のせと一正大阪市議の案内で、猛毒性のダイオキシン類を含むPCB(ポリ塩化ビフェニール)汚染ヘドロが問題になっている正連寺川の埋め立て現地や開業間もないユニバーサルスタジオジャパン周辺を視察しました。
 PCB汚染ヘドロは、阪神高速道路公団が正連寺川の左岸埋め立て工事を始めようとした1999年10月に発見され、府河川課が調査をおこない昨年8月に公表したもの。 
 PCBが発見されたのは、同区の恩貫島橋下流付近から北港大橋上流付近まで、長さ750m、幅50m、川床から1〜3mの深さのところで、その量は70,000〜80,000㎥。ダイオキシン類の濃度は一番高いところで21,000ピコグラム(能勢ゴミ焼却場敷地内のダイオキシン土壌汚染に匹敵する数値)に達するものです。
 山下議員は汚染の状況や行政、日本共産党の取組み、住民要求などを聞いた後、現地を見て回りました。
 この問題について、せと議員と西淀川此花地区委員会は1月30日に、太田知事と阪神高速道路公団に「正連寺川PCB汚染ヘドロの処理についての申入れ」をおこなうなど、住民合意の問題解決をめざしています。