ハンセン病国賠訴訟で共産党市議団 市長に申入れ

(しんぶん赤旗 2001年5月24)

 日本共産党大阪市会議員団(姫野浄団長)は21日、磯村隆文大阪市長に「ハンセン病国家賠償訴訟判決に従い、控訴を断念するよう国への働きかけを求める申し入れ」をおこないました。
 申入れは、原告団の平均年齢は74歳を超え、「控訴」は、「死に絶えるのを待つ」ことにも等しく、新たな人権侵害を重ねることにもなるものですと強調。国民世論の力で、国の控訴を断ち切るために、小泉首相に「控訴断念を求める要請書」を提出することを申入れています。
 申入れには、石川かんじ山中智子両議員が参加しました。

 申入れ文は以下のとおり。

ハンセン病国家賠償訴訟判決に従い、控訴を断念するよう、国への働きかけを求める申し入れ

 5月11日、ハンセン病国家賠償訴訟で熊本地裁が、国の責任を認める明瞭な判決を下しています。私たちは、この判決を厳粛に受け止め、一日も早い全面解決を願っています。原告の皆さんの平均年齢は74歳を超え、「控訴」は、「死に絶えるのを待つ」ことにも等しく、新たな人権侵害を重ねることになるものです。
 国民世論の力で、国の控訴を断ち切るために、小泉総理大臣に「控訴断念を求める要請書」を提出して下さるよう、心からお願いし申し入れるものです。

2001年5月22日

  磯村 隆文 殿