文教経済委員会 中国・韓国の主張は当然
教科書検定問題 小笠原議員が発言
(しんぶん赤旗 2001年5月25日)
5月23日開かれた市議会文教経済委員会には、「中国・韓国による教科書検定制度への内政干渉に対し抗議するように求める陳情書」が提出されました。
日本共産党の小笠原正一市会議員は、玉井教育長の見解表明は、国と国との関係、外交の原則についての見解をさけ、国際都市をうたう大阪市として諸国民との相互理解と友好をすすめる立場を自ら投げ捨てるだけでなく、陳情の趣旨ともかけはなれたすれ違いの見解表明であり、まったく姑息な態度であることを指摘しました。
陳情があたかも不当な手段で検定中の白表紙本が他国に流出したかのような主張をしているのは明らかな事実をゆがめる主張であると指摘、「つくる会」の教科書が韓国併合を美化したり、従軍慰安婦の強制の記述のないことなど、歴史をゆがめるものとなっておりこれらは日本の歴史であるとともに、中国・韓国の歴史でもあり、中国・韓国を自国の歴史を隠し、歪めるものにたいして異議を唱え、修正をもとめることがどうして内政干渉なのかとのべ、このような陳情は不採択にするべきだと主張しました。
自民党は、「採択してほしいが、国の問題なので持ち帰って真重に検討する」、公明、民主も持ち帰り検討にしました。