2008年五輪招致断念を
瀬戸議員 湾岸開発への利用批判
(しんぶん赤旗 2001年7月5日)
2日に開かれた大阪市議会オリンピック招致特別委員会で、日本共産党の瀬戸一正議員は、2008年大阪市招致は断念すべきだと主張しました。
このなかで瀬戸議員は磯村市長が「2008年がだめなら再立候補する」「スタジアムやプールの建設はストップする。しかし、関連の湾岸開発はペースの問題はあるにせよ続ける」とのべている問題について質問しました。瀬戸議員は、「埋め立て地の土地売却益を積み立てた港湾局の都市整備基金は底をついており、夢洲の整備にも影響が出そうだ」とのマスコミ報道も示して、「夢洲の土地造成や住宅建設、地下鉄や道路トンネル建設など、今、進められる状況ではない。夢洲開発や海上五輪構想そのものを見直すべきだ」とのべました。
磯村市長は、「五輪のために前倒ししたものの見直しは考えられるが、元々地下鉄建設などは舞洲、夢洲、咲洲などを結んでゴールデンリングにしようというテクノポート計画の一環であり、これはやっていきたい」と
答弁。瀬戸議員は、[テクノポート計画をゴールデンリングなどと言って進めようというのは、バブル時代の発想そのものであり、海上五輪を想定してオリンピックに手を上げつづけるというのは、五輪を湾岸開発の錦の御旗として利用するものだ」ときびしく批判しました。