NOx削減、京都議定書批准

江川議員 市に求める

(しんぶん赤旗 2001年7月7日)

4日開かれた大阪市会環境対策特別委員会で、江川繁議員は、大阪市の「今後の自動車排ガス対策のありかた」の中間報告を取り上げ質疑しました。
 同報告では、2000年度中にNOx排出目標5,000トンに削減することは困難であるとしている問題について、大気汚染の主たる原因となっている大型貨物車の走行量や流入問題、局地対策などについて指摘し、東住吉区杭全交差点の例もあげながら市が企業に対しても指導を強くおこなうよう求めました。
 市は局地対策については局地ごとに要因を解明して対策を立てたいと答えました。
 江川議員は市教委の調査でもぜんそくの児童が幼稚園から高校生までこの10年間に倍以上に増加(市の学校保険統計では1990年度から2000年度調査で、幼稚園が1.03%から3.29%に、小学校では4.05%から7.09%に、中学校では2.64%から4.29%に、高校では1.10%から2.99%に増加)していることを具体的に示し、東京都環境確保条例のように幹線道路対策などきびしい対策をとるよう強く求めました。
 また江川議員は、京都議定書問題で市は温暖化ガス対策をとるとしているが、国が地球温暖化ガス規制の京都議定書批准に否定的な事に対して、市としても国に、批准するようはたらきかけることを強く求めました。