市営交通に補助提起

稲森議員 経営の改善へ質問

(しんぶん赤旗 2001年10月5日)

 2日の大阪市会公営企業決算委員会で、日本共産党の稲森豊議員は、公営企業と市営交通事業の経営について質問をしました。
 大阪市は自動車・高速鉄道とも乗客減で収益が減り経営難に陥っているとして、乗務員の削減などを徹底的に推し進めようとしています。
 稲森議員は、地下鉄事業の赤字が増加している原因は営業収益の減少だけでなく、巨額な建設費にともなう減価償却費と支払い利息が経営を圧迫していると指摘。「公営企業は独立採算性が原則だからコスト削減の結果、市民サービスの低下や安全性がおろそかにされてはならない」と主張しました。
 過大な資本コスト削減のために経費の分担のあり方を、検討する必要があるとのべ、「市営交通事業の抜本的な改善」報告も紹介し、市においても適切な税金による補助を行うべきだと提起しました。