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尾上議員は、都市計画審議会で

農地の位置づけ、生産緑地の位置づけを明確にし

営農支援対策の強化を要望

尾上康雄市会議員

2011年11月8日

11月8日、大阪市都市計画審議会が開かれました。日本共産党の尾上やすお市会議員は、生産緑地について質疑を行いました。1993年当時100ヘクタールあった生産緑地が、今回の減少で84ヘクタールになりました。

尾上議員は、貴重な農地が減ることは、非常に残念だと述べ、大阪市として、この事態をどう見ているか質しました。

大阪市は、「生産緑地の指定が農地に大きく寄与している。農地の多面的な効果を認めて都心の良好な生活環境の確保、市街化区域内農地の計画的保全が必要だと、農家からの申し出で指定要件を満たす農地については、新規地区として積極的に都市計画の指定を進めている」と答えました。

尾上議員は、都市の生産緑地は、防災の空間や憩いの空間という意味が大きく近隣の方からも「やめないでほしい」という声を紹介。

同議員は、2009年5月、社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会都市計画部会で、「都市行政と農地行政の隙間に陥っている農地が、経済合理性の観点から転用され、無秩序な市街化、営農条件の悪化など望ましくない状況」を引き起こしているとして、都市近郊や都市内での農地の位置づけを「総合的に検討する必要がある」と都市農業の位置づけについての情勢の変化に対応することが求められていることを指摘し、都市計画として、農地の位置づけ、生産緑地の位置づけを明確にし、営農支援対策の更なる積極的な支援強化を求めました。