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美章園駅にエレベーター・エスカレーターを請願採択を主張 |
辻ひで子市会議員 2002年12月16日 |
大阪市会計画消防委員会が12月16日開かれ、日本共産党の辻ひで子議員は、「美章園駅にエレベーター・エスカレーターの設置をもとめる請願書」の採択を主張しました。 辻議員は、新駅には全てバリアフリー化が義務づけられ、1931年に建設された美章園駅だけが取り残される。重点整備地区指定の選定基準の@一日あたりの平均乗降客数5千人以上A高齢者、障害者等がよく利用すると考えられる官公庁施設、福祉施設、その他の施設の分布Bバリアフリー化を図る事業の必要性や、関連する事業の有無は十分満たしているのではないかと質問。 計画調整局計画部鉄道網計画担当井下泰具課長は「美章園駅は現在エレベーターが設置されていないので、バリアフリー化を図る事業の必要性はある」と答弁。 辻議員は「駅近くに住んでいるが、階段が多くて辛い」「車椅子を使っている子どもをもっと外に連れ出したい」「足が痛いので、病院へ行くのにタクシーを使わなくてはならない」「母の知り合いで4、5人が落ちている、早くエレベーター・エスカレーターの設置をして欲しい」など住民の切実な訴えや署名集めの3年間余の苦労を訴え、駅にエレベーター・エスカレーターの設置はまちづくりに大きく影響すると質しました。 質問の中で、1991年から鉄道駅舎エレベーター等整備補助制度を設け、設置工事費用の三分の一以内、5千万円を限度として助成していること。一基あたり平均補助額はわずか3千4百42万8千円ということが明らかになり、辻議員は巨大開発のムダ遣いをやめ、市民に喜ばれる施策の推進を求めました。 また辻議員は、住民との交渉の中でJRは「大阪市が積極的に提案があれば、JR西日本としても対応する」「美章園駅にEVの設置は技術的に可能で、スペースもあります」と明確に答えており、「市民の目線」でJRに強く働きかけバリアフリーを実現するのが行政の責務ではなかと強く要望。 健康福祉局障害者施策部生活支援担当白江清課長は「1991年から10年間の期限で実施してきたが、期限の2001年3月末においても十分といえない状況から今後も一定補助を続け、各事業者に設置を促進していく必要から要綱を改正し引き続き実施しているところです」と応えました。 日本共産党は請願書の採択を主張。自民党、民主・民友、公明党など与党会派は、多数で継続審査扱いとしました。 |