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敬老パスの無料での継続を

公営・準公営決算委員会で江川しげる議員関市長に求める

江川繁市会議員

2006年10月2日

 10月2日に開かれた大阪市議会公営・準公営決算特別委員会で、日本共産党の江川しげる議員は、高齢者の地下鉄・市バスの敬老パスの無料継続について質疑しました。

 大阪市は、市政改革マニフェスト等で敬老パス制度を見直すとしていますが、有料化に反対する大きな市民運動と日本共産党議員団の議会での追及で、2006年度も無料で継続されています。

 今年4月からは、本人に郵便局等で直接本人に手渡す方式に変更され、利用者が約3万人減っています。また、来年秋からICカード(作成費用は1枚約3000円)の導入が予定されています。

 江川議員は、「高齢者の生きがいと社会参加を促進し、福祉の増進に寄与するためにつくられた敬老無料パスは、高齢者から大変喜ばれている」とのべ、「ICカード化があっても無料で継続するべきだ」と関市長に迫りました。

 市長は、「高齢者の生きがい施策の一つとして実施しているが、制度発足から30年以上経過しているので、あらゆる角度から検討していく」と答えました。

 江川議員は、「敬老パスがあるので老人は外出も気軽にできている。見直すと引きこもりになり、健康にも悪く会合にもいけなくなる」など、議員団に寄せられている切実な声を紹介し、無料での継続を強く求めました。