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市バス34系統(守口車庫−大阪駅)

始発時間を10分早く

上野議員が交通水道委員会で質疑

上野とき子市会議員

2007年9月26日

 大阪市会交通水道委員会で26日、日本共産党の上野とき子議員は「市バス34系統守口始発時間を10分早める陳情」を取り上げ質疑しました。

 この路線はバスしか公共交通機関がなく、関係する住民は旭区万人、都島区1万7千人で多くの市民がバスに頼らざるを得ない地域です。年前に守口車庫始発時間が45分に改正されて以来、要求が繰り返し出ているにもかかわらす、始発時間を早めようとしていません。

 上野市議は、社会経済情勢も激変し、勤務形態が変化しており、早朝よりビルなどの清掃に従事している高齢者の「出勤時間6時30分に遅刻する、土日、祭日は始発がさらに遅れタクシーを利用している、始発をせめて10分早めてほしい」という切実な声も紹介しその実現を求めました。

 藤本司交通局長は「この路線は充分サービスし、利用実態に見合ったものにしている」などと見解表明。

 上野市議は、質疑の中で「お客様第一主義、安全で便利で快適な輸送サービスを提供の使命に反しているではないか」と指摘し、同じバスのみの大正区鶴町では5時25分始発があり、断トツに乗車人数、収益が一番の34系統が高齢者の「10分早めて」というささやかな要求を実現することは充分可能な範囲だ。交通の地域格差による市民の「交通権」を守り、安全と利便性を守ることこそバス事業の収益にもつながると、始発時間の改正を強く要求しました。