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市バス路線の維持・拡充と民間委託化の中止を求める 交通水道委員会で下田敏人議員 |
下田敏人市会議員 2009年3月13日 |
3月13日、大阪市会交通水道委員会で下田敏人議員は、市バス事業について赤字を理由にバス車両を減らし、路線や運行本数の削減、過剰な民間委託化などでサービス低下、安全運行が損なわれるとして、市民の足の確保という公共の福祉増進に努める役割のある市バスへの支援策強化を求めました。 交通局はバスの赤字などを理由に、毎年のように車両を減らし、19年度は60両減車して785両に、今年度、中之島線などの関連で16両減車、更に来年度23両前倒しで減らす計画で、しかも「市民の足の確保というサービス水準に十分配慮したうえ」でやると強弁しています。 下田議員は、バスのあり方検討会最終提言をうけ、抜本的な路線再編を検討している交通局に対して、名古屋・京都・神戸各都市のバス増車や路線充実などの状況を紹介して、バスを減らし、路線や本数をカットして、どうしてサービス水準を維持できるのかと批判。今後とも環境面や人口の高齢化などバスの役割はますます重要になり、市民の欠くことのできない足として、バスをしっかり守るという市政にたち一般会計補助を強めるよう求めました。 また、コスト削減のため11営業所を10営業所にし、バス運行の民間委託もさらに三分の二まで広げる計画がされています。下田議員は、民間委託されたバス運転手から「人員は増えないで加重負担になり、事故やらサービス低下につながるのではないか」との不安の声も示し、市バスとはいえなくなり、民間委託を際限なく進めることは安全運行が損なわれることになると追求。 交通局は、抜本的な路線の再編のため経済性と公共性を検討し、責任分担を明らかにし、事業規模の見直しにあたる。と市民サービスの低下をうかがわせる答弁でした。 |