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利用者・市民の意見反映した市バス路線改廃計画を

渡司議員が交通水道委員会で質疑

わたし考一市会議員

2009年6月26日

 6月26日大阪市会交通水道委員会が開かれ、日本共産党のわたし考一議員が大阪市交通局が提案した、赤バスや路線バスの改廃を提案した市営バス事業の改革プラン「アクションプラン」(案)について質疑をおこないました。

 わたし議員は同プランは国が「財政健全化法」で公営企業を資金不足比率などの一律的な財政指標で締め上げ「健全化」の名でサービス後退を招く合理化をせまっている事が背景にあると指摘し、市が赤バスを含む47路線を廃止しようとしている事について「拙速に廃止すべきではなく、あくまでも利用者など住民の意見を聞くべき」と強調、交通局企画担当課長は「市民の意見を聞くためパブリックコメントや無作為抽出で郵送アンケートなど実施していく」と答弁しました。また、交通弱者対策など代替え案と同時に市民に提案すべきと主張しました。

 さらに同議員は、市バスは地下鉄・御堂筋線のような「ドル箱」路線がなく、元々赤字体質であるがバス・地下鉄は一体の事業であるとともに高齢者、交通弱者にとっては貴重な移動手段であり、黒字の地下鉄事業から支援をおこない可能な限りバス路線は維持すべきと平松市長に要望しました。市長は「高齢者を含めた市民の移動手段として重要な役割」と認識を示しながら「徹底したコスト削減、増収対策を前提に事業規模・サービス水準の見直し、路線の責任分担に応じ地下鉄事業からの繰り入れや一般会計からの補助など中長期的にバス事業の収支均衡を図る」と答弁しました。