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阪神高速道路 新料金案に反対 尾上議員が西大阪線の無料化など計画消防委員会で追及 |
尾上康雄市会議員 2011年9月26日 |
9月26日、大阪市会計画消防委員会が開かれました。日本共産党の尾上康雄議員は、阪神高速の新料金案について質疑しました。 今回、阪神高速道路株式会社から大阪市に同意を求められている案件は、信濃橋渡り線工事、耐震改修工事のほか、現在の3つの料金圏を廃止し対距離料金制に変更するというものです(下限500円から6キロメートル毎に100円上がり24キロメートルは上限900円)。 大阪市、大阪府、堺市、兵庫県、神戸市は@阪神圏の料金体系の一元化A環境改善等の地域課題解決のための政策的な料金施策の実現B料金徴収期間の延長などの償還スキームの見直しC将来の維持管理や更新に対応した維持管理有料道路制度の導入4点について昨年来、国等へ提案要望していました。 計画調整局は、市内の平均的な利用者は、ほぼ同額か減額となる。上限料金設定により長距離利用者の負担が軽減され、45年間で債務返済が可能な料金案となっていると説明。 尾上議員は現金利用者の場合について追及し、値上げになることが明らかになりました。現金利用者の場合は、乗ったランプから最遠の料金となる為、例えば平野から松原の場合は500円ですが、環状線付近のランプから乗った場合は、上限の900円になります。 また尾上議員は、我が党が一貫して無料化を求めている阪神高速西大阪線(3.8km区間)について質疑しました。新料金案では西大阪線の高速料金案は現状の200円のままです。 尾上議員は、並行して走っている国道43号線の渋滞や周辺地域の環境悪化を指摘し、「そもそも西大阪線は欠陥道路ではないのか」と大阪市に迫りました。 大阪市は「大阪市の臨海工業地帯と堺泉北臨海工業地帯と結ぶと共に、阪神都市圏の動脈となり周辺の交通混雑を緩和するために建設された路線」と実態を見ない冷たい説明。「西大阪線を無料化する場合は、他の路線の利用者が負担するか、大阪市が補填もしくは有償で買い取る必要があり、その場合は約300億円が必要だ」と答えました。 尾上議員は、運送業界や負担増となる利用者のために具体的な支援が必要だと述べました。 委員会では日本共産党は反対、他の会派は留保としましたが、本会議では多数決により可決されました。 |