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コミュニティ系バス運営補助費の継続を求める |
尾上康雄市会議員 2012年3月13日 |
2012年3月13日大阪市会計画消防委員会が開かれました。日本共産党の尾上康雄議員は、コミュニティ系バス運営補助費の凍結について質疑を行ないました。 コミュニティ系バス運営費補助制度は、2002年2月、市長室、総務局、財政局、計画調整局で構成される総合調整会議で、多様化する市民・利用者の移動ニーズへの対応を目的として創設されました。福祉施設、商店街、病院など地域住民の日常生活に密着した施設を小型ノンステップバスなどで結ぶコミュニティ系バスに助成を実施しています。 尾上委員は「なぜ補助の凍結になったのか」と質しました。 担当課長は「コミュニティ系バス運営費補助は、改革プロジェクトチーム検討対象事業に位置づけられている事業なので凍結とされた」と答弁しました。 同議員は、「コミュニティ系運営補助費は福祉の観点から導入された。高齢化が進み、移動は自転車に乗れなくなると赤バスを利用する。今回の補助金の凍結が公表されて、『実際にこれはいつまで走るんや』など多くの市民の皆さんから不安が寄せられている」と厳しく指摘しました。 担当課長は「赤バスを含む交通局のバス事業のあり方は、府市統合本部のバス改革・持続戦略プロジェクトチームで検討されている。現在、バス路線を事業性のある路線と福祉的な路線という観点から分類する作業が進められている。事業性のある路線は民営化、市場原理になじまない地域にとって必要な輸送サービスは、福祉的観点から区長判断となる」と答えました。 尾上議員は、改革PTや府市統合本部など市民の実態のわからないところで議論されている。暫定や凍結、通常などでなく予算発表も市民にわかりやすくし、暮らしに密着した予算は経常すべきだと指摘しました。 |