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市民に借金押しつけ

大阪市議会委 岩崎議員質問

市営バス民営化批判

岩崎けんた市会議員

2013年3月26日

 「バスの民営化、路線の民間譲渡という方針は破綻している」。日本共産党の岩崎賢太大阪市議は26日、市議会交通水道委員会で、橋下徹市長が進めている市営バス(132路線)の民営化問題を取り上げ、「地下鉄・バスは一体として、市民の足をしっかり守れ」と厳しく追及しました(提出資料)

 岩崎氏は、市営バスの民営化に際してのバス事業の清算が非常に難しいと強調。土地や建物、車両などが売れたとしても、退職金支払いや企業債の償還、一般会計と地下鉄会計からの借入金、出資金の返済などで不足する345億円は「結局、市民の税金で返済するしかなくなる」と指摘。「膨大な利益を上げている地下鉄は民間に売り払い、バスの借金は市民の税金で返す。こんなことを市民は納得しない」と批判。市交通局長は「市民の負担を得ずに借金を消す方法は魔法しかない」とごまかし、あくまでも市民に負担を押しつける答弁をしました。

 岩崎氏は、新たな負担を市民に押しつける以外に事業を清算できない民営化方針は破綻していると強調。「料金値下げやトイレ改修、安全の確保は公営でこそ前進・推進できる」と述べ、「地下鉄・バスの民営化はやるべきでない」と民営化中止を求めました。

(2013年3月27日付しんぶん赤旗)