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路線減で市民の足奪う民営化方針に道理なし

岩崎賢太議員が追及

岩崎けんた市会議員

2013年8月1日

 岩崎議員は、民営化の地ならしとして市バス路線がことし4月1日から132から103に減らされ、便数も午前10時から午後3時の間はほぼ1時間に1本となる中で、「乗り過ごすと1時間待ちだ」「コース変更で不便になっている」などの声が市民から出ていることを示し、「(民営化で)市民の足を守るなどとは、とても言えない」と指摘しました。

 岩崎議員が黒字の地下鉄会計からバス会計事業への繰り入れをやめず、今後も続けるべきと岩崎議員が求めたのに対し、市交通局は「地下鉄とバスは独立した事業。バスは慢性赤字であり、一刻も早く民営化し、官民の役割分担で将来も必要なサービスを維持する」と強弁しました。

 岩崎議員は「(バスは)地下鉄の駅までお客さんを運んでおり、赤字補てんは当然」としてバス・地下鉄を分離する考え方を批判。12年度決算(速報値)でバス事業会計の単年度黒字は7億8200万円であり、地下鉄事業会計からの支援があればやっていけると述べ、「バスが破綻しているという民営化の前提は破たんしている」と主張しました。

(2013年8月11日付大阪民主新報)