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市民の足奪うバス大幅削減 岩崎市議「地下鉄と一体経営を」 |
岩崎けんた市会議員 2013年10月18日 |
岩崎議員は、大阪市交通局が民営化の成否に関係なく、現在103ある市バス路線を来年4月から89路線に削減しようとしていることについて、「今年度も路線・便数がずい分減らされているのに、さらにカットするのはとんでもない」と強調しました。 岩崎議員は主要5都市の公営バス車両数の増減(グラフ)を紹介。2010年度とことし4月1日時点を比べると、東京都など5都市は0〜13両減なのに対し、大阪市は719両から560へと159両(赤バス含む)も減っているとし、「他都市はどこも維持するよう努力しているのに、大阪市は突出した減らし方。市民から苦情が出るのは当たり前だ」と迫りました。 また、バス事業を民営化して債務などを清算する場合、一般会計と地下鉄会計からバス会計への出資金計406億円が返ってこない問題などを指摘。藤本昌信交通局長が「赤字が拡大しないうちに外に出すのが民営化」などと話をすり替えたのに対し、岩崎議員は「地下鉄と一体に経営すれば、赤字は増えない」と反論しました。 その上で岩崎議員は、「バスの民営化は無理に無理を重ねるもの。市民の足を奪い、一般会計の負担も軽くなるどころか、逆に重くなる可能性が大きい。こんなめちゃくちゃなことは許されない」と主張しました。 (2013年10月27日付大阪民主新報) |