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大阪市営・地下鉄民営化

市民要請に逆行

岩崎市議が批判

岩崎けんた市会議員

2014年9月5日

 日本共産党の岩崎賢太大阪市議は5日、市議会の交通水道委員会で、橋下徹市長が固執する市営地下鉄の民営化は、今里筋線延伸計画の実現などの市民的な要請に逆行するものだと批判しました。

 市の審議会は8月、条例に位置づけられた未着手の計画路線(今里筋線・今里―湯里六丁目など4路線)の事業化について収支採算性などの検討から「極めて厳しい試算結果が得られた」とする答申をまとめています。

 岩崎氏は、市営地下鉄には、赤字の路線もあるが御堂筋線などの利益でカバーされており、2013年度には303億円もの膨大な経常利益を計上していると指摘。個々の路線の採算性を絶対視する考え方には違和感があると述べ、「問題は市民の足の利便をどうはかるかだ」と主張しました。

 市バスも13年度、31年ぶりの経常黒字に転換したが、路線の廃止・再編などで市民にとっては不便になり、主客転倒に陥っていると指摘。地下鉄の路線建設やバスヘの支援は公営でこそできると強調しました。

(2014年9月11日付しんぶん赤旗)