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交通局随契違反7割

岩崎氏「局長の責任は重大」

岩崎けんた市会議員

2014年11月19日

大阪市議会交水委

 大阪市議会交通水道委員会が19日開かれ、日本共産党の岩崎賢太市議は、橋下徹市長の肝いりで就任した藤本昌信交通局長と会食した業者が、交通局開設110周年記念のイベントを受注した問題など一連の不適切な契約問題について質疑しました。

 岩崎議員は「民営化に突き進むあまり、公営企業としてのコンプライアンス(法令順守)という点で緩んでいる」と批判しました。

 交通局が2013年度と14年度上半期に結んだ競争入札を行わずに契約する随意契約1335件のうち、980件、7割以上に内規違反が見つかっています。

 岩崎議員は、交通局長の知人が関わる業者との随意契約で、交通局が800万円を支出し中止になったイベントについて、「どういう調査研究の果実(成果)が得られたのか」と質問。交通局が「企画提案いただいたのが一定の果実」と答えたのに対して、岩崎議員は「みすみす800万円の損害。局長肝いりのようだがこんなことやったら民間でも処分される」と強調しました。

 岩崎議員は、110周年記念シンポジウムについての外部監査チームの報告書では、「交通局の調査役と事業者の部長の間に…意思疎通があったことが疑われ、公平性を害したことは確実で、監査役を担当から外すべきだったと指摘されている」と述べ、「局長の監督責任は重大だ」と強調しました。

(2014年11月26日付しんぶん赤旗)