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大阪市議会委 地下鉄・バス民営化例案再び否決

岩崎議員 分断バス路線復活主張

岩崎けんた市会議員

2015年2月20日

 大阪市議会交通水道委員会が20日開かれ、昨年11月の本会議で維新以外の全会派で否決されたにもかかわらず橋下徹市長が再提出した、市営地下鉄・バス民営化条例案を維新以外の会派で再び否決しました。

写真 日本共産党の岩崎賢太大阪市議は、再提出を批判し、市民・利用者の利便をはかる市営交通として発展させるよう繰り返し主張してきたと、民営化条例案に反対しました。

 岩崎市議は、大阪市営交通を守る淀川区連絡会が提出した「一刻も早く淀川3区(東淀川、淀川、西淀川)を結ぶバス路線」の復活を求める陳情の採択を求め質疑しました。

 岩崎市議は、淀川3区を結ぶバスが昨年4月に淀川区の十三で分断され、「これまでバスで15分もあれば行けた淀川区役所へ50分もかかる」など淀川区内の西側にある塚本地域の住民が声を上げていることを紹介。復活できなければバス路線の新設を要望し、「民営化ありきで採算性、効率性を最優先し、路線を削誠し、便数を減らしていることで市民との矛盾が沸点に達している。市民の足を守ることを第一にする公営バスの立場に立ち返るべきだ」と主張しました。

 陳情には「市民の足の確保は公営交通の責務」(公明)、「問題は乗り継ぎが必要になるような分断をしたことにある」(自民)と路線新設の要望発言がありましたが、共産党以外の多数で継続審議となりました。

(2015年2月21日付しんぶん赤旗)