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地下鉄・市バスー体で

瀬戸大阪市議 「市民の足守れ」

せと一正市会議員

2015年10月16日

写真 日本共産党の瀬戸一正大阪市議は16日の市議会決算特別委員会で、橋下徹市長が強引に進めようとしている市バス事業民営化で質疑し、公営交通として、「348億円の黒字の地下鉄と一体で市バス事業を発展させるべきだ」と迫りました。

 瀬戸氏は、2014年度のバス路線の大きな再編で、地域サービス系バス路線の1日平均乗車数で前年比4分の1がバスを利用できなくなるなど市民からは不便になった、路線を元に戻してほしいと切実な陳情がたくさん出されたと紹介し、[利用実態に見合っての縮小というより、縮小して市民の足を奪うことになった」と、市バス路線の再編を批判。「市民の願いに応え元のサービス水準に戻すべきだ」と主張しました。

 その上で瀬戸氏は11年度までは、地下鉄と市バスを一体のものととらえ、黒字の地下鉄が赤字の市バスを支援することがおこなわれていたが、橋下市長になって、民営化を前提に完全分離がつくりだされた」と指摘しました。

 「地下鉄と市バスは一つのネットワークになって市民の足を守る役割を果たしているのであれば、地下鉄の黒字でバスの赤字を補って走らせるのは原則だ」とのべ、「地下鉄会計からの繰り入れなどで支援を得て市バス事業を再建する手法をとるべきだ」と主張しました。

(2015年10月20日付しんぶん赤旗)