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大阪市には市民に関わる交通政策を担当する部署が存在しない 大阪市議会委 山中智子・大阪市議が質疑 |
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山中智子市会議員 2016年9月29日 |
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日本共産党の山中智子大阪市議は9月29日、市議会交通水道委員会で、陳情に関する質疑をおこないました。 山中市議は、赤バス廃止後の福祉バスやコミュニティバスについての陳情を取り上げ、「大阪市は赤バスを廃止したとき、何か続けたいのであれば各区で考えないさいと、各区に丸投げをしたが、各区の限られた予算や人員の中でバスを運行していくことは困難である。高齢化社会のなかで、路線バスではカバーできない方たちをどうしていくかは、絶対にすすめるべき課題」だと述べたうえで、「どの自治体でもコミュニティバスを一生懸命、構築しているなかで、大阪市には担当する部署すらない」と批判し、「住民の声をしっかり聞いて集約し、構築していく、専門の部署が必要」と主張しました。 山中市議は、路線バスについて、「平成22年のアクションプランでは地下鉄から毎年30億円を支援し、少しでもバスを便利にしていこうと歩み始めた途端に民営化に舵を切り、支援を打ち切った。バスはこれから本当に大事な市民の足になっていくものであり、充実させていくべき」と指摘をしました。
また、山中市議は、地下鉄千林大宮駅にエレベーター増設を求める陳情について、「いま設置されている出入口から離れており、四車線道路を横断しなければならないなど、大変な駅である」と指摘しました。市側は「歩道上に設置スペースがない」としましたが、出入口前には民有地があることを指摘し、「隣には市有地もあり、交換等も含めて検討し、早急に2基目を設置すべき」と求めました。 (2016年9月29日) |