地下鉄民営化やめよ

大阪市議会委 山中氏が追及

山中智子市会議員

2016年12月8日

　大阪市議会交通水道委員会が８日開かれ、日本共産党の山中智子市議が、民営化をすすめる課題についてまとめた「地下鉄民営化プラン（案）」（改訂第２版）について質疑しました。

　山中議員は、地下鉄８号線（今里筋線）の延伸について、吉村洋文市長に「市長は８号線延伸が近畿地方交通審議会の次期答申に盛り込まれるように努力するというが、盛り込まれたら、建設に着手するのか」と質問。吉村市長は「次期答申に盛り込まれることと、すぐに延伸に着手することとは違う。財政は厳しい」と答えました。

　山中議員は、「沿線住民が切望している８号線延伸は着工せず、無人の夢洲への地下鉄や、梅田から関空間をたった５分早めるだけの『なにわ筋線』は推進するのはおかしい」と批判しました。

　山中議員は、民営化を通したいあまり、敬老パス年３０００円を地下鉄新会社が負担するとしていることなどについて、「民営化しなくてもできるものを、民営化のメリットと見せかけて、市民を欺くことはやめるべきだ」と民営化に反対しました。

　「地下鉄民営化基本方針」は、１３日の委員会と本会議で賛否が決定される予定です。

(2016年12月11日付しんぶん赤旗)