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御堂筋線の転落防げ

大阪 寺戸市議、ホーム柵要望

てらど月美市会議員

2017年12月7日

写真 日本共産党の寺戸月美大阪市議は、7日の市議会交通水道委員会で、地下鉄全駅への転落防止柵の設置や地震・津波、ゲリラ豪雨などに対する地下鉄への浸水対策の促進について質疑しました。

 寺戸市議は「相次ぐ視覚障害者の転落事故を受けて、国交省も全国の鉄道事業者も、本格的な転落事故防止対策に乗り出すなか、大阪市は最も事故が多発し、全駅設置を表明している御堂筋線へのホーム柵の設置に後ろ向きだ」と批判。「現在、御堂筋線の梅田、なんば駅で行われてきた整列乗車のための床面シートの効果は明らかで、2012年から着手している自動列車運転装置の採用と合わせれば、『輸送力を落とさない』という課題は解決する」と指摘しました。

 寺戸市議は「御堂筋線全駅(心斎橋、天王寺駅は設置済み)に、とりわけ1日利用人員が10万人を超える5駅(新大阪、梅田、淀屋橋、本町、なんば)にはホーム柵を設置すべきだ」と一刻も早い整備を要望。市交通局は「課題解決のめどが立ち、整備に着手すればおおむね10年で御堂筋線全駅に設置できる」と答えました。

 寺戸市議は、地下鉄への浸水対策について「すでに淀川と大和川で浸水想定区域図が公表され、ハザードマップが修正されているのに、必要な対策がとられていない」と指摘し、「ハザードマップという科学的根拠に基づき」対策をすすめるよう要望しました。

(2017年12月16日付しんぶん赤旗)