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工事発注者として丁寧な対応と再発防止策の検討を −府立生野聴覚支援学校前での死傷事故− 建設水道委員会 山中議員が質疑 |
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山中智子市会議員 2018年9月21日 |
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大阪市議会建設水道委員会が9月21日に開かれ、山中智子市会議員は、府立生野聴覚支援学校前での大阪市発注工事の道路工事中、下請業者のショベルカーが歩道に突っ込み、児童と教諭が死傷した事故の真相究明を求める陳情書について質疑しました。 山中議員は、校門の前という有り得ない場所で娘さんを失い、なぜこんな事故が起きたのか、なぜ自分たちの側に娘さんがいないのかということを、あらゆる手立てで知りたい、捜査を待っているわけにはいかないという陳情者の思いは胸に迫るものがあると述べたうえで、「事故後に業者と一緒に謝罪したということだが、その気持ちがきちんと伝わっていないことは重大だ」と指摘し、組織ありきという立場ではなく、遺族や被害者に寄り添った対応を心がけるよう求めました。 事故原因や再発防止策について、事故後に設置されたガードパイプなど交通事故を防ぐためのハード面の整備は、他の場所でも行うよう求めました。今回の事故は、事故を起こした運転手に持病があり、過去にも発作のためと思われる事故を起こしていたという報道もあります。山中議員は、バスやタクシー運転手が体調急変で事故を起こすことを防ぐために様々な検討がされていることを紹介し、「持病等に起因する事故は今後も起こりうる。発注者である大阪市が把握するなど、未然に防ぐ方策を検討するべきだ」と指摘しました。 山中議員は、大阪市が工事発注者として、原因の真相究明と再発防止策を検討するのは当然だとして、趣旨採択を主張しました。この請願は、全会一致で趣旨採択されました。 バスサービス拡充を求める陳情書についても意見表明を行いました。地下鉄・バスは株式会社化されたとはいえ、バスサービスの拡充に期待を持っている市民の要望を伝えるのが都市交通局の大事な役割だと指摘しました。また、コミュニティバスの運行を求める陳情については、各区まかせにするのではなく、都市交通局としてモデルをつくるなど、本格的に支援していくよう求めました。 (2018年9月21日) |