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安易な規制緩和批判 「ライドシェア」導入で山中氏 |
山中智子市会議員 2024年2月21日 |
日本共産党の山中智子大阪市議は21日の市議会大都市・税財政制度特別委員会で、2025年大阪・関西万博開催半年前から1年間の導入がねらわれる「ライドシェア」(一般ドライバーが自家用車で客を有償送迎する制度)について前のめりの市の姿勢を批判しました。
山中氏は、導入の背景について「タクシー不足がさかんに強調されるが、大阪で本当にタクシー不足なのか」と質問。当局は万博の需要増を見込む答弁にとどまり、タクシー不足が生じているとの事実は示しませんでした。
導入によってタクシーが減る懸念を示し。「地域の大事な公共交通であるタクシーがないと困る人もたくさんいるのに、それを壊すことにつながらないか」と責問。当局は[タクシーとライドシェアは両輪]との答弁に固執しました。
山中氏は「白タク」など悪徳タクシーの不安を指摘し、「安易に飛びついてもっと規制緩和すべきだとするのが自治体の仕事なのか」と批判。「タクシーヘの支援を国に求めるとともに、コミュニティー交通の構築など長期的に市民の足を守り充実させることにエネルギーを使うべきだ」と強調しました。 (2024年2月23日付しんぶん赤旗) |