大阪市会計画消防委員会が9月24日開かれ、日本共産党の渡司考一議員は、市営住宅住宅建設工事請負契約締結について質疑をおこないました。
この日に議題とされた契約案件は平野区西喜連第5、港区池島南、住之江区敷津浦、同区御崎住宅の4件です。このうち住之江区敷津浦、同区御崎住宅については3回もの入札がおこなわれていますが渡司議員はこの経過について質しました。
財政局楞川契約課長は「1回目については落札業者の書類不備で、2回目は信憑性のたかい談合情報があり入札を無効とし3回目の入札をおこなった」と答弁しました。同議員はこの2件の入札経過調書(応札した各社の入札金額をあらわした書類)で、御崎住宅については34社の応札業者の内最低制限価格を下回った業者が
10社、最低制限価格通りの入札金額を提出した業者が10社あり落札価格が予定価格の85%となり他の入札には見られない好結果となっている事を指摘し、「他2件の契約については落札価格が予定価格の98.5%になっており敷津浦、御崎住宅については財政局が4度目の入札になるのを恐れ工夫した結果である。日弁連は落札金額が予定価格に対し90%以上の落札はすべて談合の疑いがあると主張している事をあげ今後の入札についてこの教訓をいかすべき」と主張しました。 |