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大阪市会民生保健委員会が十六日開かれ、日本共産党の山中智子市会議員は、中央区に特別養護老人ホームをつくる会（足立章代表）から寄せられた「中央区にもう一カ所特別養護老人ホームの早期建設を求める請願書」の採択をもとめて、質疑をおこないました。
山中議員は、三週間足らずで二千五百人を超える署名が集まったことについて、都心部に安心して住みつづけるためにどうしても特養が必要だという中央区の方たちの悲痛な声であると強調。デイサービスを利用するのに三カ月も待つという在宅サービスの不足もふくめて、著しい地域間の格差を是正するために、行政として努力することをもとめました。健康福祉局の青谷高齢施設課長は、「地域の実情を勘案して考えていきたい。」と答弁しました。
また、山中議員は、今年度中に策定される次期「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」の施設整備目標達成に向けて、特に土地の高い都心部では、市有地の貸与を積極的におこなうかどうか質問し、青谷課長は、「次期計画のなかでも、市有地の提供も考えていく」と答弁しました。
日本共産党は、この請願について採択を主張しましたが、自民・公明・民主の各党によって、もちかえり検討となりました。
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