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敬老パス 無料で継続を

大阪市議会決算委で長谷議員

はせ正子市会議員

2010年9月30日

 大阪市議会公営準公営決算特別委員会が30日開かれ、長谷正子議員は、敬老バス(敬老優待乗車証)制度ついて質疑しました。

 大阪市の平松邦夫市長は、「持続可能な制度」にするためと有料化を打ち出しています。

 長谷議員は、70歳以上の高齢者に、大阪市が高齢者の生きがい施策として市営交通機関が利用できる敬老パスを無料で交付していることは、他市に誇れる制度だと強調しました。

 また、敬老パスが有料化された名古屋市や京都市、神戸市の例を紹介し(資料)、年々利用者が減っているとのべ、「無料で継続することが大切だ」と強調「持続可能に」として有料化すると、敬老パスの意味がなくなり、負担増の改悪が進むとのべ、市民にとって「持続可能な制度」とは、廃止に等しいと言わざるを得ないと主張し、無料での維続を強く要望しました。

 平松市長は、「高齢者の生きがい施策として重要な制度である」とのべつつ、「市の財政状況がますます厳しさを増し、このままでは本制度の存続は危ぶまれる状況にあり、今後も持続可能な制度とするために引き続き検討していきたい」と答弁しました。

(2010年10月3日付しんぶん赤旗)