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経済・中小企業

 

矢達市会議員

 

 大阪市会文教経済委員会が二十五日開かれ、日本共産党の矢達幸議員は、「全ての教室へのエアコン設置の促進を求める請願書」の採択を求め質疑しました。
 請願は、大阪市の小・中・高・擁護学校の教室は夏場、三十五度を超え、教室によっては三十九度にもなり、「身体の不調を訴える子が増える」「障害者にとっては、健康と命に関わる」などせつじつな訴えが、子供、保護者、教職員から寄せられていると指摘。国の補助金を活用して全ての教室へのエアコン設置を早急に行うよう求めています。
 矢達議員は、大阪市の学校の普通教室六千九百七十四教室のうち、八百六十七教室にしか交通騒音や航空機騒音対策としてエアコンが設置(設置率14%)されていないことを明らかにしました。
 矢達議員は、日本一暑い大阪で、子どもの勉学条件も夏場は最悪となっていると指摘し、普通教室へのエアコン設置に大阪市は積極的に取り組まなければならないと強調。国における十年計画での全国三十万教室へのエアコン整備について、積極的に活用するよう取り組むべきだと要求しました。
 市教委は、「国の補助内容の詳細が示されていない。国の動向を見守りたい」と答えるにとどまりました。
 請願については、日本共産党は採択を主張しましたが、自民、民主民友、公明の与党多数で継続審議にしました。