13日に関かれた大阪市議会文教経済委員会で、日本共産党の長谷正子、矢達幸の両議員は、「大阪市立日本橋中学校に学校給食の実施と各教室にエアコンの設置を求める請願書」の採択を求めて質疑しました。
請願は、浪速区の三つの中学校の内、学校給食を実施していない日本橋中学校に給食実施を求めています。このなかで、全国的にも中学校給食は70%の実施率のなか、大阪市は、旧同和推進校のみの実施で、立ち遅れていると指摘。給食は教育の一環であり、どの子も平等に教育を受ける権利があるとのべ、校舎建て替え工事が始まろうとしているなか、給食を実施する絶好の機会と同時に各教室にエアコンの設置を求めています。
長谷議員は、旧同和推進校十二校は学校給食を実施しているのに一般校はやらないという同和優先の差別的方針を批判。大阪市のように弁当持参が基本だといって中学校給食否定諭では、実施の一前向きな考え方は出てこないとのべ、弁当をもって来れない生徒が二割もいて、市が用意した昼食弁当も7%しか利用していないことからも、全中学生対象の給食は必要だと主張しました。
教育の一環として位置付けられている給食を同区内の同じ義務教育の中学校で二つの旧同和推進校では実施し、日本橋中学校ではやらないというのは、説明がつかないと批判。日本橋中学校も含めて建て努え計画のあるところには給食室のスペースを確保し、中学校給食を実施すべきだと追及しました。
矢達議員は、各教室ヘのエアコン設置について質しました。国がエアコン設置の補助金制度を創設するというので、調査費を計上したとき、全会派がエアコンが必要と要望していると指摘。請願にある浪速区内の旧同和推進校の木肆、難波両中学校には各教室にはエアコンを設置しているのに、日本橋中学校にはないと指摘し、エアコンにも給食と同様に差別があるとのべ、建て替えに合わせて設置をと要求しました。
請願は、自民・公明・民主の与党によって継続審議の扱いにされました。 |