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姫野浄議市会議員 2004年9月27日 |
9月27日の文教経済委員会で「卒業式・入学式での国歌斉唱についての陳情」に対して、姫野浄議員は、以下の意見をのべました 陳情者は、毎日新聞社のアンケートに対して大阪市教育委員会の回答内容が適切でないというものでございまして、具体的には国歌斉唱時に児童生徒が起立しない場合に、担当教職員の責任を問うべきという意見がありますが、「そのような事例はありますか。また、今後は検討をされますか。」との設問に、市教育委員会の回答が、「ないが今後は検討すると」したことは従来の態度の180度の転換だと主張をしているのであります。大阪市教育委員会は従来の方針と変わらないと陳情者に説明をしてきたとしておりますが、この問題での中心点はなにか、教育の場ではどうあるべきかをはっきりしておく必要があると思います。すなわち国歌斉唱に際して起立しない生徒が出ても、それはあくまで児童生徒の内心の自由にかかわることであり、ましてや、教職員の責任追及が行われるべきものでは決してありません。私は学校教育という場には、こういう命令とか統制とかいったものは最もなじまないものであり文部科学省の学習指導要領をもってしても教職員の責任追及など正当化できるものではないと考えるのであります。以上、私の意見を申し上げますとともに、この陳情書につきましては趣旨を汲み採択とするよう表明しておきたいと思います。
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