このほど大阪市議会文教経済委員会が開かれ、日本共産党の江川繁議員は学校園ですすめているアスベスト対策の経過について質問しました。
党市議団は、8月1日に市教育委員会にたいして「学校園等におけるアスベストの安全対策に関する申し入れ(@すべての学校園、図書館、文化・教育施設などについて、再度アスベストの吹き付けおよび含有製品使用の実態調査を早急に行い、使用が確認された場合は完全撤去を徹底すること。A学校園においては、実態に見合ったアスベスト気中濃度を測定し、異常があれば直ちに対策を講じること。Bアスベスト使用の実態があれば、学校園関係者に限らず、近隣住民を含めた説明会を開くなど、情報公開と説明責任を十分に果たすこと)」をおこなっており、これに対して9月8日付けで中間報告を受けとりまた。その中には、2校での使用禁止の措置が含まれています。これを受け実態調査がどういう形で行われたのか、その中で不十分だった点、今後どうするのかについて質しました。
教育委員会は、調査対象のアスベスト建材の種類を増やし、今回対象となる全校に8月末までに立ち入り調査し、新たに露出箇所が見つかっている部分については、囲い込みや部屋の施錠などの応急処置をして当面の安全を確保していると答弁しました。江川議員は、安全面でいえば確認されたアスベストは完全撤去の徹底が大切で、それについてはどう認識しているのか問いましたが、アスベスト含有がはっきりした箇所は市のアスベスト対策専門委員会や国の状況をふまえて対応するとの答弁にとどまりました。江川議員はこれに対し、あらためて完全撤去など抜本的な安全対策を強く要請しました。 |