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貝塚養護学校は必要

江川大阪市議陳情採択を要求

江川繁市会議員

2007年3月13日

 大阪市議会文教経済委員会で、日本共産党の江川しげる議員はこのほど、署名数が十万近くにのぼった「こころと命の学校−貝塚養護学校・寄宿舎−の存続発展を求める」陳情の採択を求め質疑しました。陳情は、自民、公明、民主の多数で採択せず継続審査としました。

 大阪市教育委員会は来年度から、一九四八年の開校以来、病弱・虚弱児、肥満や不登校を伴う心身症に苦しむ生徒・児童に寄宿舎生活で病弱教育をすすめてきた大阪市立貝塚養護学校の新たな児童生徒の受け入れを停止するとしています。

 江川議員は、卒業生の保護者の校を紹介し、「貝塚養護学校は、いま不登校・いじめで心身症に苦しむ子どもたちにとっても救いの場としての存在意義がますます高まっています」と指摘しました。

 「いじめや不登校が大きな話題になり、大阪でもこの問題にみんなの力をあつめて取り組もうというときに、なぜこの学校を閉鎖するのか、自殺に追いやられる子どもたちを救う場としての貝塚養護学校の存在意義をどう考えるのか」と厳しく追及し、再検討を求めました。

 関淳一市長は、これらの追及にまともに回答できず「在籍児童・生徒数も年々減少しており、存続は極めて困難である」と答えるにとどまりました。

(しんぶん赤旗:2007年3月20日付)