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教育的効果ある少人数学級の早期実現を

文教経済員会で山中議員

山中智子市会議員

2007年10月19日

 19日の文教経済委員会で日本共産党の山中智子議員は、30人学級を求める陳情の採択を求め質疑しました。

 山中議員は府が実施した小学校1、2年生の35人学級について発表したまとめを紹介し、その資料にも大阪市が関わっている事を確認しました。まとめでは学力向上に肯定的な意見が9割に上り、生活面でも安定したと98%が評価していることや、保護者も同様に評価していることを紹介し、府に対する大阪市の報告でも同様な内容であったかどうかについて質しました。教育委員会は「(35人学級を実施した)低学年については効果がある」とその効果を認めました。山中議員は、3年生まで引き上げることを要望することはないか質しましたが、教育委員会は「府の方針に基づく。市は習熟度別指導を行っている」と答えるにとどまりました。

 山中議員は、習熟度別指導はどこでも苦労しており、教師の熱意や工夫だけでは指導が追いつかない状況になっている。京都府は弾力的に30人学級をすすめ、熊本や名古屋でも努力している。大阪市は習熟度別指導に固執し、少人数学級を求める声に耳を閉ざしていると厳しく批判しました。また国が行った、学級編制及び教職員配置についての最終報告でも少人数学級を高く評価しており、「少人数教育の充実が重要」と指摘していることを紹介し、30人学級実現に向けた教員の配置を強く求めました。