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貝塚養護学校存続求める陳情

採択求め山中議員が質疑

山中智子市会議員

2008年2月26日

 大阪市が病弱・虚弱児のための貝塚養護学校を新たな入学を停止し、閉校しようとしている問題で、10万筆近い署名を添えて、存続・発展を求める陳情が提出されました。2月26日に開かれた文教経済委員会で日本共産党の山中智子市会議員が、陳情の採択を求めて質疑を行いました。

 「生徒数の減少」を閉校の理由にする教育委員会にたいして、山中議員は、不登校をともなう心身症の子どもの入学希望を門前払いされた声を紹介。戦後すぐの結核の子どもたちに始まり、喘息、肥満、難病、と、時代時代の子どもがかかえる心身の困難を受け入れ続けてきた貝塚養護学校の役割に照らして、同校の存在を積極的にしらせるなら、生徒数は減るどころか、多くの子どもと保護者を 救うことができると指摘しました。

 また、山中議員は、教育委員会が、今後、現在在籍している子どもを含めて、心身症など病気の子どもを地域の学校で受け入れるとしていることについて、理想はそうでも、特別支援教育の不十分さや、いじめ・不登校を根絶するにはほど遠い、今の教育、経済、社会環境のもとで、地域での受け入れが解決にはならないと指摘。今、貝塚養護学校で救われる命がある限り、貝塚養護学校を存続・発展させることが、命を尊ぶ姿勢の示し方だと訴えました。

 陳情は、自民、公明、民主が継続審議にしました。