学力テストの結果は非公開を貫くべき

文教経済委員会で山中議員が強く要望

山中智子市会議員

2008年9月12日

　９月１２日の文教経済委員会において日本共産党の山中智子議員は、１１日に平松市長が、全国一斉学力テストの平均正答率を含めた結果の公表を教育委員会に対して要請した、と報道されたことについて質疑をおこないました

　山中議員は教育委員会に対して、この間学力テストの結果の扱いについて大阪市教育委員会がどう判断してきたのか質しました。教育委員会は、昨年の教育委員会会議において議論して、数値データの公開については文部科学省の実施要領の趣旨を踏まえるとともに、国民的コンセンサスが得られていないことから非公開と判断したと答弁しました。山中議員は、日本共産党議員団は学力テストそのものについて中止を求めるとともに大阪市がテストに参加をしないように求めてきた中で、市教委は「公表はしない」「学力向上の対策を考える為にやる」と説明し、公表しないという約束で実施してきたことを明らかにしました。

　教育委員会は、市長の要請を受け、９月下旬に教育委員会会議を開いて、議論して判断したいと答弁しました。

　山中議員は、教育委委員会が独立機関として冷静に判断をすべき時で、公表しない立場を守り抜かないと、教育委員会が約束を反故することにってしまうと、公開しないことを重ねて強く要望しました。