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学校維持運営費の削減は撤回し

中学校給食の実現に踏み出せ

文教経済委員会で山中議員が質疑

山中智子市会議員

2009年3月12日

 3月12日の文教経済委員会で山中智子議員は、教育環境の改善を求め質疑しました。

 まず山中議員は、学校維持運営費の削減について質疑しました。年々減り続けている学校維持運営費の資料を示し、また、学校現場では古い備品を使い回しすなど努力しても、教材費にまで充分にお金を使えない現状や、教育への影響を最小限にとどめようとしても影響はどうしても出る、という声などを紹介し削減の撤回を求めました。

 また、旧同和推進校と一般校の学校維持運営費に、全体として明らかに差があり、さらに電気、ガス、水道料金でも異常ともとれる出費が見られることについても資料を示し、本当に適正に処理されているのか、疑問が残ると質しましたが、教育委員会は「特定の学校を対象とした加配や特別配当はない」と答えるにとどまりました。山中議員は、教育環境全体をよくするためにもきちんと精査して明らかにして、公正を期すよう強く求めました。

 また山中議員は、中学校給食について、大阪市が現在すすめようとしている業者弁当による昼食事業との関わりを質しました。市長は「昼食事業は給食への通過点」と答弁しましたが、山中議員は、給食は本来温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、作ってすぐ食べられ、栄養面でも優れており、弁当による昼食事業と学校給食は似て非なるものだと指摘。業者弁当の延長では給食にはなりえないことを明らかにし、今進めようとしている昼食弁当が受け入れられないから給食に踏み出せないということは根本的に違う問題であり、市長が給食に対する認識を深めることが必要だと指摘しました。