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いのちの学校、貝塚養護学校は存続すべき

井上議員が質疑

井上ひろし市会議員

2009年3月13日

 3月13日の文教経済委員会で井上浩議員は、貝塚養護学校の光陽養護学校への機能移管について質疑しました。

 井上議員は、大阪市が今年で廃止を決めた貝塚養護学校の問題について、貝塚養護学校は、今まで多くのこども達を心身の病から救ってきた学校であり、今の時代の流れに逆行するものだと厳しく批判し、存続を要望しました。

 また、今後貝塚養護学校を光陽養護学校に機能移管するとする市の対応についても多くの問題点をあげました。病で苦しんでいるこどもに対して既設校舎の一部を間借りしたような教室しか用意していないことや、通学に関しても公共交通を利用した自宅通学を基本とし、条件によれば乗り合いタクシーを利用するとしながら、場合によっては1〜2時間かかることも想定されること。また、今までは生活を立て直す目的があった寄宿舎生活も、今後学校から遠方になり、日常生活のケアが本当にできるのか不安があると指摘しました。井上議員は「機能移管」というならきちんと今までの機能を移さないといけない、できなければ「機能移管」とは言えないと厳しく批判しました。

 井上議員は市長に対して、今まで貝塚養護学校を視察した経緯などを確認した上で、今後、子どもたちを光陽養護学校に移した後、どうなっているか必ず市長自ら視察し、子どもたちや教職員と直接話をして生の声を聞いて欲しいと要望しました。市長は「病弱教育を開始する新年度、光陽養護学校には必ず視察に行き、問題点があればすぐにでも是正措置をとる覚悟でいる」と答弁しました。