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勤労学生の願いに応える市立大学に

井上ひろし議員が業務実績報告について質疑

井上ひろし市会議員

2009年10月13日

 日本共産党の井上ひろし議員は、13日に開かれた財政総務委員会で、大阪市公立大学法人評価委員会による「平成20年度公立大学法人大阪市立大学の業務実績に関する評価結果」報告について質疑しました。

 井上議員は、この間、市大の2部廃止問題で、学生やOBから存続を求める多くの声が上がったことや市議会においても再々議論されたことが、この報告では一言もふれられていないとのべ、評価委員会は大学の主人公が誰だと考えているのかと指摘しました。

 また、大学側は、働きながら学びたいというニーズに応えるため、授業時間帯を夜間に延長し、1部に6、7限目を新設するとしていたが、このことも報告には明記されていないとのべました。理事者は、平成22年度から実施することになっていると答弁しました。

 これに関連し、井上議員は、6、7限だけで卒業できるカリキュラムは実施されるのかと質問。理事者が、「詳細設計を検討しており、来年1月には受験生に周知できるようにする」と答えたのに対し、それでは遅すぎる、受験希望者に早く知らせるようにするべきだと指摘しました。

 また、6、7限目しか履修できない勤労学生にはこれまでの2部の学費水準を適用すること、大学が設置を予定している「学生サポートセンター」では就学上、経済上の悩みにも対応するとともに、学生との双方向のコミュニケーションをとることなどを求めるとともに、学生が大学の重要な構成員であり、パートナーとして位置づけ、学生の声を聞くことが大学にとってもプラスになることを今回の2部廃止問題からの教訓として引き出すべきだと力説しました。