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学校維持運営費減らしを批判

大阪市・江川議員

江川繁市会議員

2009年12月7日

 大阪市議会一般会計等決算特別委員会がこのほど開かれ、日本共産党の江川繁市議が、子育て・教育について質疑しました。

 江川議員は、平松邦夫市長が昨年12月に「子どもたちの学ぶ意欲を高め、個性や才能を伸ばす取り組み」を行い、「教育日本一」をめざすと表明したが、このことをすすめる上で、子どもたちの発達に不可欠な条件整備が急務だと指摘。「財政的な裏付けを含めた、実現への姿が見えてこない」とのべました。

 江川議員は、教育にかかわる一般決算の額が、l994年から2008年まで減り続けていることを紹介し、「これでどうして『教育日本一』ができるのか、教育条件の整備こそが行政の責務だ」と強調し、学校維持運営費を減らし続けていることを批判しました。(資料)

 また、腐食した手洗い場や休廃止した保育所から便座を持ってきて使っているなど、維持修理費が減らされている公立保育所の実態を紹介し、「子育て・教育の充実を言うのなら、こういったところにこそ予算を使うべきだ」と求めました。

 平松市長は、「子育て支援策は本市の基本的な課題の一つであることを意識しながら充実に努めたい」と答えるにとどまりました。

(2009年12月17日付しんぶん赤旗)