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中卒まで医療助成を

大阪市議会委 上野議員が要求

上野とき子市会議員

2010年12月2日

 大阪市議会一般会計等決算特別委員会が2日開かれ、日本共産党の上野とき子市議が、子育て・教育などについて質疑しました。

 上野議員は、「格差と貧困」が広がる中、子育て世代の中で、「せめて子どもの病気のときぐらい安心して治療を受けたい」と、子どもの医療費に関する悩みが深刻になっていると指摘し、現行、入院が小学校卒業まで、通院が小学校就学前までの子ども医療費助成制度を中学校卒業まで拡充すべきだと要求しました。

 上野議員は、現在の助成金は21億円で、入院、通院とも中学校卒業まで広げれば必要な助成金は40億円で20億円程度の上積みで可能だと指摘。今年7月に堺市では通院も入院も中学校卒業まで拡充することを決めるなど他市も努力しているとのべ、中学校卒業までの拡充に努力すべきだと強調しました。

 平松邦夫市長は、「次代を担う子どもの成長を支援するために、総合的な子育て支援策を推進したい」と答えるにとどまりました。
 また、上野議員は、全国で8割の自治体が中学校給食を実施し、時代の流れとなり、平松市長の公約でもある中学校給食の早期実施を迫りました。

 平松市長は、「現行の昼食提供事業の利用状況をふまえ、任期中に実施時期を明らかにしたい」と答えました。

(2010年12月3日付しんぶん赤旗)