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市・府大の統合撤回陳情を採択

大阪市議会委 小川議員が採択求める

小川陽太市会議員

2013年3月26日

 橋下徹大阪市長が進める市立大学と府立大学の統合に“待った”がかかりました。26日の市議会財政総務委員会で「市立大学と府立大学の拙速な統合撤回を求める陳情」が日本共産党と公明、自民、民主系会派の賛成多数で採択されました。

 「維新の会」は継続審査を主張しました。

 大阪府・市の新大学構想の提言は、2013年度には法人統合に向けた手続き準備に入るとしています。

 陳情では、大学の教員組織を研究院という組織に改編し、教育二ーズに柔軟な対応を図るとしているが、同様の名のもとに行われた府大の研究院組織の創設で教員数は減らされ、教員の負担が増えて研究どころではなくなり、優秀な教員が流出しなど指摘。「統合案の中身や狙いは学生にも、市民・府民にもほとんど知らされていない」とのべ、拙速な続合をやめるよう求めています。

 日本共産党の小川陽太議員は「外部の意見を十分聞き、市大は市大としての良さや伝統を大切にして、発展するべきだ」と陳情の採択を求めました。

(2013年3月27日付しんぶん赤旗)