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戦後を否定する「近現代史施設」 大阪市山中議員 建設断念迫る |
山中智子市会議員 2014年5月20日 |
市が展示手法を「特定の認識を示すことを目的とせず…多様な見方を示す」としていることに対し、山中氏は、「一見、冷静・客観的・公平に映るが、歴史の問題では危険な考え方だ」と指摘。「いたずらにさまさまな意見を紹介することは、総括したはずの歴史的事件を掘り起こし、議論を蒸し返すことになりかねない」と警鐘を鳴らしました。 橋下市長や市は「未来志向で考えることができるように」と設置目的を説明します。 山中氏は東京裁判を例に、両論併記の名で「勝者の裁き」とする否定論も展示することは、戦後の国の在り方をも否定するもので「決して未来志向ではない」と批判。「歴史の節目で選びとってきた道をひっくり返すようなものを『両論併記』として展示するのはおかしい」として設置に反対しました。 (2014年5月23日付しんぶん赤旗) |