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今こそ少人数学級実現を

大阪 てらど市議が求める

てらど月美市会議員

2015年3月6日

写真 日本共産党の、てらど月美大阪市議は6日、市議会教育こども委員会で、今こそ少人数学級を実現すべきだと求めました。

 大阪市では、35人以下の学級は小学校で約87%、中学校では約50%で、30人以下の学級は小学校が51%、中学校が約9%です。(2014年度5月1日現在)

 てらど氏は、少人数学級は「できる」「わかる」という喜びによる学力向上には欠かせないと主張。小3と中1で35人学級を実現した場合の人件費は、合計10億5750万円になる(14年度5月1日現在の児童・生徒数をもとにした試算)ことを確認し、「教育委員会は、二言目には財源がないと言うが、どこに重点を置くかではないか」と指摘しました。

 てらど氏は、2月23日の国会での日本共産党の質問に対し、安倍晋三首相が「35人学級の実現に向けて努力していきたい」と答えたことを示し、「今こそ35人学級の実現に向けて足を踏み出すべきだ」と迫りました。市教育長は「単に児童・生徒の数を一定に抑えるだけではだめで、きめ細かさの中身を追求していくために、もっと努力しないといけない」と答えました。

 てらど氏は「子どもたち一人ひとりに行き届く教育を進めるには、教職員の超多忙化、教師不足の解消が喫緊の課題だ。大阪市独自で本気になって、少人数学級の実現に足を踏み出していただきたい」と強く求めました。

(20015年3月12日付しんぶん赤旗)