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小学校統廃合に反対 大阪市議会委 長岡議員が批判 |
長岡ゆりこ市会議員 2020年2月17日 |
日本共産党の長岡ゆりこ大阪市議は17日、市議会教育こども委員会で11学級以下の小学校の統廃合を教育委員会主導で進める「大阪市立学校活性化条例改正」案について、「子どもたちのことを本当に考えるなら再編ありきのルールづくり、条例化はするべきでない」と反対しました。
条例案は、小学校の適正規模を12〜24学級とし、適正規模に努める義務を教委に課すなどの内容。
長岡氏は、小学校の再編整備について文科省の「手引き」では「行政が一方的に進める性格のものではない」としているとし、「文科省の手引きに反する」と指摘。市教委が「保護者、地域の自発的な発意による進め方では時宜に応じた学校再編が難しい状況がある」としていることに対し、「意見がまとまらないからルール化するということこそ文科省の方針に反する。行政が強行できるようにすることは行政の責任放棄だ」と批判しました。
統廃合による通学の安全への保護者の不安の声や、統廃合後に児童数が増え、校舎が増築されている例などを紹介。「学校には地域の歴史やさまざまな背景があり、地域住民の理解を得ることなく、統廃合を進めることは許されない。条例化による市民切り捨て、行政の権力を強めるやり方にきっぱり反対する」と主張しました。 (2020年2月21日付しんぶん赤旗) |